はじめての給与明細|新入社員が知っておくべき控除の基礎知識

こんにちは。
いつもお仕事、お疲れさまです。
「えっ、思ったより給料少ない…?」
新入社員としてはじめての給与明細を見て、そう感じた方も多いのではないでしょうか。
実は、それ「控除(こうじょ)」があるからなんです。
この記事では、給与明細の見方と、そこに書かれている控除の内容と金額の決まり方を、初心者向けに分かりやすく解説します。
給与明細の「控除」って何?
給与明細に書かれている「控除」とは、給料から自動的に引かれるお金のことです。これは税金や保険料など、社会で生活する上で必要な費用です。
① 健康保険:病院代が3割になる仕組み
毎月引かれる健康保険料は、病気やケガをしたときに病院で安く診てもらえるためのものです。
- 保険証を使うと医療費が70%割引
- 会社とあなたで半分ずつ負担
- 月給20万円なら、約1万円前後引かれることも
万が一、仕事中に怪我をした時は『労災保険』から医療費が支給されます。


② 厚生年金:将来のための年金積立
将来、老後にもらえる年金や、万が一の障害・遺族年金のための制度です。
- これも会社とあなたが半々
- 月収20万円なら、約1万5千円程度が控除されます
学生やアルバイトの場合は『国民年金』に加入します。
厚生年金に加入している会社員は、既に国民年金にも加入しています。(2階建年金)


③ 雇用保険:仕事を辞めたときに役立つ
万が一、退職や失業したときに支えてくれる制度です。少額ですが重要です。
- 給料の0.6〜0.9%程度が引かれる
- 数百円〜1,000円程度が目安
失業中にもらえる「求職者給付」はここから。
資格取得の為の勉強に対して、助成金が出る事も。


④ 所得税:国に納める税金
給料の金額や扶養の有無によって変動する税金です。
- 給料が高いほど税額も増える
- 年末に「年末調整」で払いすぎた分が戻る場合も
これが大きい。会社員は所得控除できる範囲が狭い為、納める税金が多くなる。
事業所得を手に入れて、合法的に節税しよう。


⑤ 住民税:2年目からスタートする税金
1年目は引かれていないけど、2年目から始まるのが住民税です。
- 前年の所得に基づいて金額が決まる
- 2年目に手取りが減った…という声の原因のひとつ
仕組みがややこしいところ。1年目は引かれないけど、2年目からは引かれる。
退職したら、翌月(給料は0でも)前月分が徴収される⚠️

📝 よくあるその他の控除
- 社宅・寮費(福利厚生の一部)
- 労働組合費
- 団体保険料
これらは会社によって異なります。
💡 給与明細はこまめにチェックしよう
控除される金額は、社会人として必要な支出です。
手取りだけを見るのではなく、何にどれだけ使われているかを知ることは、自分の生活を守る第一歩になります。
はじめての給与明細や健康保険、わからないことが多くて不安になるかもしれませんが、
一つひとつ知っていけば、きっと安心できるようになります。
社会保険や控除の仕組みは、あなたの生活を支える大切なもの。
これから少しずつ覚えていきましょう😊
無理な節約は続かないし、何より楽しくないのでNGです🙅
けど、適度な節約、家計管理は明るい未来を歩むためには必要。
自分にあったバランス見つけて、『節約と投資』程よい温度感で続けましょう。
今と未来のバランス、答えを持っているのはあなただけですから。