10月11日【デジタルの日】SNSもリアルも、どっちも大事。デジタルと仲良くなる日

こんにちは!毎日更新「今日は何の日コーナー」へようこそ。
本日10月11日は、「デジタルの日」です。
スマホにPC、ネットバンキングにマイナポータル。
私たちの暮らしは“デジタル”抜きでは成り立たなくなりました。
でも、ちょっと立ち止まって考えてみませんか?
便利になった一方で、情報疲れやセキュリティ不安を感じている人も多いのではないでしょうか。
「デジタルの日」は、そんな時代にこそ必要な――
“デジタルとの向き合い方”を見直すための日。
今日はその由来や意義、そして現代の取り組みを一緒に見ていきましょう。
由来と制定の背景
「デジタルの日」は、デジタル庁が2021年に制定した比較的新しい記念日です。
目的は、
「誰一人取り残されない、人にやさしいデジタル社会を」
という理念を、国民みんなで考えるきっかけを作ること。
毎年10月の第1日曜と翌月曜が対象日で、
初年度(2021年)は10月10日と11日にスタートしました。
日付には「1と0(デジタルの基本=二進数)」の意味が込められており、
「デジタルの原点と未来をつなぐ日」というメッセージも込められています。
また、10月は「デジタル月間」とされ、全国の企業・自治体・学校などが
セミナーやオンラインイベント、デジタル教育・体験会などを実施します。
現状と取り組み
デジタル庁を中心に、官民が一体となって
“デジタル社会を誰もが活用できる環境づくり”を進めています。
政府・自治体の動き
- 行政手続きのオンライン化推進(マイナンバー・電子申請の整備)
- スマホ教室・デジタル相談窓口の全国展開(特に高齢者向け)
- 自治体DX支援:地方行政の電子化・業務効率化の推進
企業・団体の取り組み
- IT企業による「デジタルの日キャンペーン」や体験イベント
- セキュリティ教育やリテラシー研修の実施
- eスポーツ・AI・IoTなど“デジタル文化の発信”をテーマにしたコラボ企画
教育・個人レベルの動き
- 学校でのプログラミング教育必修化、
- 親子向け「ネットとの付き合い方講座」なども拡大。
- 個人でも「スマホ断ち」「デジタルデトックス」など、
自分らしいデジタルとの距離感を見直す人が増えています。
誰かに話したい雑学
「1」と「0」——記念日そのものが“デジタル”を表す!
- 「デジタルの日」は 1と0(Binary:二進数) を象徴しています。
- コンピュータの世界は「オン=1」「オフ=0」で成り立っており、
すべてのデータ、音楽、写真、AIの思考までも、この組み合わせで動いています。 - つまり、この日付はデジタル社会の“原点”そのものを示す日なんです。
🧠 ちょっとトリビア:
0と1の組み合わせが8桁で1バイト。
つまり「01010101(10月10日)」=まさにデジタルの象徴的コード!
初開催は2021年!“日本初の国家デジタル記念日”
- 「デジタルの日」はデジタル庁が創設した初の国民的デジタル記念日。
- 初年度(2021年)は「10月10日・11日」に開催。
- スローガンは 「#デジタルを贈ろう」。
→ 家族や職場に“デジタル体験”をシェアする文化を広めようという試み。
💬 たとえば:
祖父母にスマホを教える、同僚に便利アプリを紹介する、家族でキャッシュレスを試してみる…
そんな「人にやさしいデジタル化」をテーマにした日です。
「デジタル月間」もある!
- 「デジタルの日」を中心に、10月全体を「デジタル月間」と設定。
- 期間中は、全国の官公庁・企業・学校・NPOが連携し、
体験会・オンライン講座・プログラミング教育などを実施しています。 - テーマは毎年変わり、
- 2021年:「誰一人取り残されないデジタル化」
- 2022年:「みんなでつながるデジタル」
- 2023年:「ひろげよう、デジタルの輪」
など、共生と共創をキーワードにした内容が多いです。
「デジタルの日」には“表彰制度”もある!
- デジタル庁はこの日に合わせて「good digital award」を発表。
- 官民・地域・個人の中から、デジタル活用によって
社会をより良くした取り組みを表彰しています。 - 例:
- 高齢者がスマホ講師となる地域プロジェクト
- 行政手続きを完全オンライン化した自治体
- 子ども向けプログラミング教育の普及活動 など。
🏆 → 「デジタルを使うこと」が評価される時代になった象徴的イベントです。
高齢者も“デジタルデビュー”が進んでいる!
- 総務省によると、70代のスマホ利用率は2020年48% → 2025年には70%台へ上昇見込み。
- デジタルの日には、全国の郵便局・自治体・携帯キャリアショップなどで
「スマホ教室」「LINE体験会」「キャッシュレス講座」が開催されています。 - 「デジタルを使えない人」ではなく、
“これから学ぶ人”を支援する社会へと変わりつつあります。
“デジタルデトックス”も実はテーマの一部?
- デジタル庁の理念は「人にやさしいデジタル」。
これは「デジタルを使わない時間も大切に」という意味も含まれています。 - 画面から離れて自然を感じる、リアルな人と話す、五感を使う――
そんな“オフラインの価値”を再確認することもデジタルの日の目的の一つ。
🌿 “便利さ”と“人間らしさ”のバランスを考える日、といえますね。
「デジタル庁」発足もこのタイミング!
- 実は「デジタル庁」が正式に動き出したのは、2021年9月。
- その1か月後に初めての「デジタルの日」が実施され、
国民との対話を重視する新しい行政スタイルの象徴になりました。 - “お役所らしからぬデザインサイト”も話題に。
SNSで情報発信を行うなど、デジタル庁自体が「体現者」として活動しています。
世界でも「デジタルウィーク」「ITデー」が増加中!
- 日本の「デジタルの日」に触発され、
アジアやヨーロッパでも“デジタル・リテラシーの日”を設ける国が増えています。 - 例:
- シンガポール:「Digital for Life Week」
- フィンランド:「Code Week」 - 日本の取り組みは、アジア型デジタル教育モデルとして国際的にも注目されています。
“デジタル格差”はまだ大きい?
- 日本国内でも、所得・地域・年齢によるデジタル格差は依然存在。
- 特に地方部や高齢層では「使いたいけど怖い」「誰に聞けばいいかわからない」層が多い。
- そのため「デジタルの日」では、
“デジタル弱者支援”=社会参加の第一歩としての意味合いも強いです。
“デジタル”の語源は「指(digit)」から!
- “Digital”の語源はラテン語の digitus(指)。
もともとは“指で数を数える”という意味でした。 - つまりデジタルは、人の手の動きから生まれた考え方なんです。
- テクノロジーの原点が“人間的”であることを思い出させてくれますね。
まとめ
「デジタルの日」は、
最新技術を学ぶための日であると同時に、
“テクノロジーと人との距離を考える日”でもあります。
デジタルは冷たいものではなく、
正しく使えば人を助け、地域をつなぎ、暮らしを豊かにする力があります。
でも、その一方で、
情報過多・依存・孤立といった“副作用”も生まれています。
だからこそ大切なのは、「便利」と「人らしさ」のバランス。
「デジタルの日」は、その両方を見つめ直すリセットのタイミングです。
今日という日をきっかけに、
スマホを少し置いて、家族と話してみるのもいいかもしれません。
“デジタルを活かす人間らしさ”――それが未来の社会を照らすヒントになります。
「今日の“今日は何の日”は「デジタルの日」でした。明日はどんな一日になるでしょうか?またこの場所でお会いできるのを楽しみにしています!」