「年会費無料」クレカの放置コストに注意——専門家が「2枚に絞れ」と言う理由とNISAへ回すお金の作り方
「年会費無料だから放置していた」——そのクレジットカード、実はコストが発生しているかもしれません。
銀行口座に見覚えのない「セゾン 1650円」という引き落としがあった——という事例をきっかけにしたニュースが話題です。5年ほど前に作ったクレジットカードを一度しか使わず放置していたところ、「サービス手数料」として請求が来たというケースです。
年会費は無料でも、カードの維持・管理に関わる名目で別途手数料が発生する仕組みを持つカードがあります。利用規約に記載されているケースが多いですが、申し込み時にしっかり確認していない方も多いのではないでしょうか。
■ 「年会費無料」の落とし穴——見えているコストと見えないコスト
クレジットカードを複数枚持っている方は多いと思います。「ポイントが貯まりそう」「入会キャンペーンがお得だった」「年会費無料だから作っておいた」——こうした理由で枚数が増えていませんか。
使っていないカードのリスクは手数料だけではありません。
▼ リスク①|不正利用に気づきにくい
使っていないカードは明細を確認しないことが多いため、不正利用されても気づきにくいという問題があります。
▼ リスク②|信用情報への影響
保有するクレジットカードの枚数や与信枠(限度額の合計)が多いと、住宅ローンや自動車ローンの審査に影響することがあります。
▼ リスク③|管理コスト(時間・手間)
カードが多いほど、明細確認・ポイント管理・更新手続きなどの手間が増えます。「管理コスト」は金銭的なコストではありませんが、時間と精神的エネルギーを消費します。
💬 数年前に持っているカードを全部並べて整理したことがあるんですが、「これいつ作ったっけ?」というカードが3枚出てきて笑えました。ポイントも全然貯まっておらず、整理して2枚に絞ったらとにかく管理がシンプルになった。あの作業は本当にやってよかったと思っています。
■ 専門家が推奨する「クレカ2枚体制」とは
ファイナンシャルプランナーや家計アドバイザーの多くが推奨するのは「メインカード1枚+サブカード1枚」の2枚体制です。
▼ メインカードの選び方
日常的な支出(食費・光熱費・交通費・ネット通販)を全て集中させることで、ポイントが効率よく貯まります。年会費無料でポイント還元率が高いもの、または年会費を払ってもそれ以上のメリットがあるものを選びましょう。
▼ サブカードの役割
メインカードが使えない場面(特定の店舗・サービス)や、特定の優待が魅力的な場合に限定して使用します。
▼ ポイ活目的でも「まとめた方が貯まる」
複数枚に分散してポイントを貯めると、どのカードのポイントも「中途半端」になりがちです。1枚に集中させることで、有効期限内に交換できるポイント量に早く達します。
■ 今すぐできる「クレカ断捨離」3ステップ
▼ ステップ1|持っているカードを全部リストアップ
財布・引き出し・封筒の中など、全てのカードを一か所に集めます。使っているカード・使っていないカードを分けましょう。
▼ ステップ2|使っていないカードの利用規約を確認
「年会費」「サービス手数料」「維持費」などの項目を確認します。何らかのコストが発生する可能性があるカードは即解約の検討を。
▼ ステップ3|解約後は浮いたコストをNISAへ
年会費や手数料が年間数千円でも、それをNISAの積立に回すことで長期的には大きな差になります。5月25日の「ふるさと納税×ティッシュ」の記事でも触れた「塵も積もれば山となる」の実践です。
■ まとめ
・「年会費無料」クレカでも「サービス手数料」が発生するケースがあり注意が必要
・放置クレカのリスクは手数料だけでなく不正利用・信用情報・管理コストにも及ぶ
・専門家推奨は「メイン1枚+サブ1枚」の2枚体制——ポイントも集中させた方が貯まる
・今すぐ全カードをリストアップ→不要なカードを解約→浮いたコストをNISAへ
・固定費の見直しは最も手間が少なく効果が大きいお金の改善策のひとつ
💳「使わないカードを持つな。見えないコストがNISAを削っている。」
☆ 丸くなるな、星になれ


