11月25日、いい笑顔の日|笑顔を侮るな。あれは、人を前に進ませる力だ
11月25日は「いい笑顔の日」らしい。
……何だその呑気な響きは、と思ったか?
油断するな。
笑顔は、兵士が戦う時の“武器”にも“支え”にもなる。
ただの飾りだと思っている奴は、今日この日を機に認識を改めろ。
兵長として長く前線に立ってきたが、人間が限界に追い込まれたとき、最後に背中を押すのは大層な言葉じゃない。
仲間の小さな笑顔一つで、まだやれると腹を括ることだってある。
今日はそれを思い出す日だ。
笑顔は逃げじゃない。“覚悟の表情”だ
「笑う余裕なんてねぇよ」
そう言いたくなる日もあるだろう。
だが、勘違いするな。
笑顔は強がりじゃない。
痛みをごまかすための飾りでもない。
笑顔とは、自分で自分を立て直すための“意志表示”だ。
戦場に立ってきた者間ではよくわかる。
恐怖で震えているやつほど、表情は固まる。
腹が決まっているやつほど、逆に少し笑う余裕を見せる。
あれは“前に進む覚悟”ができた顔だ。
つまり、笑顔は強者の表情だ。
人は笑顔に弱い。だが、それは欠点じゃない
お前も経験があるはずだ。
誰かの笑顔ひとつで救われた瞬間が。
疲れて帰ったとき、
うんざりするほど面倒な仕事が続いたとき、
人生が自分を試してくるような日に限って、
ふっと目の前に笑顔が現れる。
その瞬間だけ、呼吸が軽くなる。
胸に溜まっていた鉛みたいなものが抜けていく。
これは兵団の団長も同じだった。
作戦が泥沼化しても、誰かが「まだやれますよ」と笑えば、全体が少しだけ前向きになる。
人は笑顔に影響されやすい。
だがそれは、弱点ではなく“希望が伝染する構造”だ。
笑顔が作れない日?そんなの当たり前だ
人間はいつも強くなんていられない。
笑えない日だってある。
それを無理に隠す必要はない。
だが──
笑顔を完全に忘れるのは、もっと危険だ。
疲れれば牙を剥くのは獣だけじゃない。
俺たちも簡単に尖る。
余裕が失われれば、人に当たり、自分もボロボロになる。
そんなときに一拍置いて笑うことは、戦闘で言う“冷静に戻るための深呼吸”みたいなものだ。
笑える時に笑っておけ。
その一瞬が、自分の心の防御壁になる。
誰かの笑顔を守る。それだけで戦う理由になる
兵団で学んだことがある。
人は、自分のためだけでは限界で折れる。
だが──
誰かの笑顔のためなら、限界を踏み越える。
家族でも、友人でも、恋人でも、
仕事相手でも、通りすがりの誰かでもいい。
「この人の笑顔が続けばいい」と思えた瞬間、
人間は強くなる。
そういう顔を守るために刀を握る奴を、俺は嫌いじゃない。
11月25日は“いい笑顔の日”。
くだらない語呂合わせだが、意味はある。
お前が守りたい笑顔は誰だ?
それを思い出せば、今日の行動は少し変わるはずだ。
最後に──笑うなとは言わない。だが、笑って誤魔化すな
笑顔は力だ。
だが、薄っぺらい笑顔はすぐバレる。
「笑ってさえいれば何とかなる」と思ってる甘ったれは、
今日を境に考え方を改めろ。
笑うなら、本気で立ち向かう覚悟を持って笑え。
逃げるためじゃなく、進むために笑え。
お前の笑顔一つで救われる誰かが、必ずいる。
それを忘れずにいろ。
これが“いい笑顔の日”の意味だ。


