2025.09.30

9月30日【和栗の日】日本の秋をもっとおいしく。和栗の日に知る栗の深い話

ふうぱー

こんにちは！毎日更新「今日は何の日コーナー」へようこそ。
本日9月30日は、「和栗の日」です。

秋の味覚といえば栗。その中でも日本の栗＝和栗は、豊かな香りとやさしい甘みが特徴です。
今日は、そんな和栗の魅力を再発見する日。
モンブランや栗きんとん、栗ご飯など、和栗を使った秋のごちそうを思い浮かべながら楽しんでみませんか？

Contents

和栗ってどんなもの？
- 産地とブランド栗の世界
- 和栗とスイーツの進化
現状と取り組み
和栗の日が持つ意味・課題
豆知識・“へぇ〜”ポイント
まとめ

和栗ってどんなもの？

和栗＝日本栗（Castanea crenata）
ヨーロッパグリや中国グリと同じクリ属ですが、実が大きく、香りと甘みが豊か。
渋皮が厚めで剥きづらい反面、風味と食感がしっかりしているのが特徴。
日本では縄文時代から食べられていた痕跡があり、古くから生活と共にあった食材です。

産地とブランド栗の世界

生産量トップは茨城県（全国の約3割）。続いて熊本、愛媛、岐阜など。
有名ブランド例：
- 利平栗…糖度が高く“幻の栗”と呼ばれる品種。
- ぽろたん…渋皮が手で剥ける新しい人気品種。
- 銀寄（ぎんよせ）…甘みが強く、焼き栗や和菓子に人気。
最近は“ブランド化”によって高付加価値化を狙う動きが活発。地域ごとに栗スイーツの祭りやフェアも。

和栗とスイーツの進化

モンブランの和栗アレンジ
フランス発祥のモンブランに、日本産の和栗を使った“和栗モンブラン”が人気。
栗きんとん（岐阜・中津川）はシンプルな栗＋砂糖だけの伝統菓子。
渋皮煮やマロングラッセも和栗でつくると香りが強く、和菓子と洋菓子の両方で活躍。
最近はジェラート、パフェ、パンケーキなど新感覚スイーツにも広がっています。

おすすめのお店

『和栗や』

特長・魅力ポイント

和栗専門
　メニューはほぼ栗だけ。栗菓子、栗おこわ、焼き栗、モンブランなど、栗の魅力を様々な形で楽しめる。
自社農園での栗栽培
　茨城県笠間市・岩間地区に自社農園を持っていて、そこで育てた栗を使っている。素材のこだわりが強い。
注文を受けてから作る“絞りたてモンブラン”
　看板メニューの「モンブランデセル」は注文を受けてからマロンクリームを絞る方式。香り・風味の良さが引き出されているとの評判。
季節限定・希少メニュー
　・希少品種「人丸（ひとまる）」を使ったプレミアムモンブラン「HITOMALU」など。
　・秋〜冬の栗の時期には「和栗づくしパフェ」などの限定メニューあり。
　・この時期は整理券制になることもあるので、早め来店が望ましい。
雰囲気・空間
　和モダンな落ち着いた店内。小上がり席もあってゆったり過ごせる。
　店構えも商店街の中に溶け込む雰囲気で、甘味屋さんの中で目立ちつつも違和感がない。
土産・持ち帰りメニュー
　店内飲食用メニューだけでなく、栗菓子や栗薫（くりかおる）、栗大福、アイスなどのお持ち帰り商品も多数。
　ただし、店内の方が凝ったスイーツメニューを楽しめるとの声も。

現状と取り組み

和栗の主要産地は茨城、熊本、愛媛、岐阜など。特に茨城県は生産量日本一。
国内の栗生産量はピーク時より減少しており、高齢化や後継者不足が課題。
最近はブランド栗（例：利平栗、銀寄、ぽろたん）を活かした商品開発や観光イベントが盛ん。
モンブラン専門店の人気、和栗を使ったジェラート・スイーツ、栗拾い体験など、6次産業化で価値を高める動きも広がっています。

和栗の日が持つ意味・課題

国産の食文化を守る日
　輸入栗が増える中で、日本の栗をブランド化して価値を高めるきっかけに。
地域経済と観光の活性化
　和栗を使ったイベントや商品開発が、地方創生の一助に。
農業の持続可能性
　高齢化・担い手不足への対応、栽培技術の継承、気候変動による影響対策が重要。
食の安全と品質保持
　輸入栗との差別化（無燻蒸・安心安全の国産栗）をどう伝えるかが鍵。

豆知識・“へぇ〜”ポイント

1. 和栗は世界的にも大粒で甘い

日本の栗（和栗）はヨーロッパ栗や中国栗より実が大きく、しっとりした甘さと香りが特徴。
海外の高級スイーツ店からも注目されています。

2. 縄文時代から日本人の食卓にあった

遺跡から炭化した栗が見つかっており、約6000年前から栗を食べていたと考えられています。
当時は貴重な炭水化物源でした。

3. 栗の渋皮にはポリフェノールが豊富

渋皮には抗酸化作用のあるポリフェノールが含まれ、美容や健康にも良いと注目されています。
渋皮煮が人気なのは、風味と健康の両方に理由があるんです。

4. 「利平栗」は“幻の栗”

糖度が高く、濃厚でコクのある味が特徴。
栽培が難しく収穫量が少ないため、市場では高級品として扱われています。

5. 「ぽろたん」は画期的な新品種

手で渋皮までつるっと剥ける栗として話題。
加熱すると渋皮が実から簡単に外れるため、家庭でも扱いやすい人気品種です。

6. モンブランはフランス発、日本で独自進化

元々フランス発祥の「白い山」を意味するケーキ。
日本では和栗を使ったモンブランが人気になり、海外でも逆輸出されています。

7. 栗の鮮度チェックは“水に沈むかどうか”

新鮮な栗は水に沈み、古くなると中身が軽くなって浮いてきます。
栗を選ぶときに使える簡単な豆知識です。

8. 栗は低脂肪＆ビタミンCが豊富

イモ類に近い栄養バランスで、ビタミンCは加熱しても比較的残りやすいのが特徴。
意外とヘルシーな秋の味覚です。

9. 和栗の収穫期は9〜10月がピーク

「和栗の日」9月29日は、まさに栗の旬ど真ん中。
この時期の栗は香りが高く、甘みも強くなります。

10. 日本は栗の輸入国でもある

国産栗だけでなく、中国・韓国からも多く輸入されており、国内消費の約7割を輸入が占めるとも。
和栗を選ぶことは国内生産を支える一歩になります。

まとめ

和栗の日は、日本の秋をもっとおいしくするための記念日。
国産栗の深い味わいと長い歴史を知ると、ただのスイーツが特別な一品に変わります。
輸入品が増える中で、和栗を選ぶことは生産者や文化を支えることにもつながります。
今年の秋は、モンブランや栗きんとんを味わいながら和栗の物語に思いをはせてみてはいかがでしょうか🌰✨

「今日の“今日は何の日”は「和栗の日」でした。明日はどんな一日になるでしょうか？またこの場所でお会いできるのを楽しみにしています！」

「スイーツ好きさんも、栗好きさんも。一度は味わってほしい“和栗の極み”」

「栗りん」の 栗千本（黄金モンブラン大福） は、