キムチはなぜ美味しい?発酵食品が教えてくれる「時間の価値」と日常の幸せ
2026年2月16日。
今日は『あごが落ちるほど旨い慶キムチの日』です。
朝から少しだけ、「時間」と「価値」について考えてしまいました。
時間をかけたものは嘘をつかない
キムチは代表的な発酵食品です。
そして発酵食品には、ひとつ大きな特徴があります。
すぐには完成しないこと。
塩加減、温度管理、そして何より時間。
これらすべての条件が揃って、ようやく深い旨味が生まれます。
発酵の過程では、目に見えない微生物たちがゆっくり働き続けています。
その積み重ねが、あの独特のコクと奥行きを作り出すのです。
だからこそ——
急いで作られたキムチは、どうしても浅い。
見た目は同じでも、ひと口食べれば違いはすぐに分かります。
味に「厚み」がないのです。

人間もまた、発酵しているのかもしれない
この話は、実はキムチだけではありません。
人間も同じです。
積み上げた経験や時間は、決して隠せません。
・表情の落ち着き
・言葉の重み
・判断の速さと深さ
それらすべてに、その人が過ごしてきた時間が滲み出ます。
短期間で得た知識は、表面には出せても、
長い年月で培った知恵には敵わない。
まるで発酵のように、
人もまた「時間によって熟成していく存在」なのかもしれません。
キムチ一つにも、無数の手間と時間がある
普段、私たちは何気なくキムチを口にしています。
けれど、その一皿に届くまでには、
- 農家が白菜を育てる時間
- 漬け込みの手間
- 発酵の管理
- 流通の仕組み
数えきれないほど多くの人の手と時間が関わっています。
それを当たり前のように食べられる生活は、
実はとても贅沢なことなのです。
インフレ時代でも「食べられる」という幸せ
最近はインフレの影響で、
「家計が大変」という声をよく耳にします。
確かに物価は上がりました。
しかし、それでも——
お金を払えば、ほとんどの食べ物を手に入れることができる。
栄養のある食事を取って、生きていくことができる。
これは、世界全体で見れば、
決して当たり前ではありません。
食べたい時に食べられる。
選べる。
温かい食事がある。
それだけで、実は十分に幸せなのかもしれません。
幸せとは「熟成された日常」にある
派手な出来事や大きな成功だけが幸せではありません。
毎日、当たり前に食事ができること。
時間をかけて成長していけること。
そして、小さな積み重ねを続けられる環境があること。
それらはまるで、ゆっくり発酵していくキムチのように、
気づかないうちに人生の味わいを深くしてくれます。
急がなくていい。
熟成には時間が必要だから。
今日もまた、少しずつ「旨味のある人生」を
育てていきたいものですね。


