5月29日は「幸福の日」|アリストテレスが「幸福は最高善」と定義した理由——お金と幸福の本質的な関係
おはようございます。今日は「幸福の日」ですね。
5月29日は「こ(5)うふ(2)く(9)」の語呂合わせから、グリーティングカード・慶弔ギフトを手がけるヒューモニー株式会社(現・佐川ヒューモニー株式会社)が制定し、日本記念日協会に認定された記念日です。世界の人々が幸せに平穏に暮らせることを祈る日として設けられました。
このブログを毎日更新し続けて、ちょうど約1か月が経ちました。「今日は何の日」×「お金の話」を毎日お届けしてきた5月の締めくくりに、「幸福の日」という記念日が来たのは、なんとも嬉しい偶然です。今日は、幸福とお金の本質的な関係について、改めて考えてみましょう。
■ 今日誰かに話したくなる!幸福の日の雑学3選
【雑学1】同じ5月29日は「エベレスト初登頂記念日」——幸福の頂点に立った日
1953年5月29日、ニュージーランド出身の登山家エドモンド・ヒラリーとシェルパ族のテンジン・ノルゲイが、世界最高峰エベレスト(標高8849m)への人類初登頂を果たしました。
この快挙はイギリス国王ジョージ6世の戴冠式の前日に伝わり、女王エリザベス2世の即位を祝う「最高の贈り物」として世界中に広まりました。ヒラリーはその功績でナイト爵(サー)の称号を与えられ、ニュージーランドの紙幣の肖像にもなりました。
「幸福の日」に「人類が地球の頂点に立った日」が重なるのは、なんとも象徴的だと思いませんか。
【雑学2】美空ひばりの誕生日でもある——昭和最大の国民的歌手が生まれた日
1937年(昭和12年)5月29日、後に「昭和の歌謡界の女王」と呼ばれる美空ひばりが横浜市磯子区に生まれました。享年52歳という短い生涯でしたが、残した楽曲の数々は今もなお多くの人に愛されています。
「幸福の日」に昭和最大の国民的歌手が生まれていたというのは、なんとも深い縁を感じますよね。
💬 ネスプレッソのキャラメルラテを飲みながらこの記事を書いているんですが、5月に毎日「今日は何の日」の記事を書き続けてきて、今日でちょうど約1か月。コナモンの日(5月7日)から始まって、花火の日(5月28日)まで。毎日続けることで、少しずつ読んでくれる人が増えてきた実感があります。5月21日の「GA4が145人に急上昇」という話もありましたが、地道に続けることの大切さを改めて感じています。
【雑学3】アリストテレスは「幸福とは最高善である」と定義した
古代ギリシアの哲学者アリストテレスは、著書『ニコマコス倫理学』において「幸福(エウダイモニア)とは、誰もが求める究極の目標であり、最も価値の高い善きもの(最高善)である」と述べています。
そしてアリストテレスが重要視したのは、幸福は「快楽」でも「名声」でも「お金」でもなく、「徳(アレテー)に従った魂の活動」にあるという点です。徳——つまり勇気・節制・知恵・正義という人間としての優れた性質を発揮し続けることが幸福につながるという考え方です。
約2400年前の哲学者の言葉が、現代の私たちにも響くのは、「お金は幸福の手段であって目的ではない」という真理が変わらないからではないでしょうか。
■ お金と幸福の本質的な関係——投資歴27年が考えること
ここからお金の話につなげましょう。
「お金があれば幸せになれるのか」——この問いに対する答えは、研究と経験の両方から考えることができます。
▼ POINT 01|お金と幸福には「閾値」がある
行動経済学の研究によると、年収と幸福感の相関は一定の閾値(かつては約7万5000ドル、近年の研究では10万ドル前後)を超えると頭打ちになるというデータがあります。つまり「基本的な生活の不安がなくなるレベル」を超えると、お金がさらに増えても幸福感はそれほど増えないということです。
▼ POINT 02|「お金の不安をなくす」ことが幸福への最短経路
逆に言えば、「お金の心配をしなくていい状態を作る」ことは、幸福感を高める上で非常に重要です。老後の資金・緊急時の備え・生活費の安定——これらをNISAや資産形成で担保することは、「幸福への投資」そのものです。
▼ POINT 03|「体験への支出」は「モノへの支出」より長く幸福感が続く
行動経済学者のトーマス・ギロビッチ教授の研究では、「体験にお金を使った人」の幸福感は「モノにお金を使った人」より長続きすることが示されています。旅行・食事・温泉・花火大会——このブログで何度も取り上げてきた「体験への投資」は、幸福感の観点からも最も合理的な消費です。
■ 今日のまとめ
・5月29日は「幸福の日」——「こうふく」の語呂合わせ、ヒューモニー株式会社が制定
・同日はエベレスト初登頂記念日(1953年)と美空ひばりの誕生日(1937年)でもある
・アリストテレスは「幸福とは最高善」と定義——お金は幸福の手段であって目的ではない
・年収と幸福感には「閾値」がある——基本的な不安をなくす資産形成が幸福への最短経路
・「体験への支出」は「モノへの支出」より幸福感が長続きする——旅・温泉・食事を大切に
「お金は手段だ。幸福が目的だということを、忘れるな。」
このブログを毎日読んでくださっている皆さんへ。
5月の1か月間、お付き合いいただきありがとうございました。
6月も「今日は何の日」×「知って得するお金の話」を毎日お届けします。
☆ 丸くなるな、星になれ


