10月26日は「原子力の日」|エネルギーと未来を考える日
こんにちは!毎日更新「今日は何の日コーナー」へようこそ。
本日10月26日は、「原子力の日」です。
“原子力”と聞くと、
発電・安全性・環境・エネルギー政策など、
さまざまなイメージが浮かぶ言葉ですよね。
現代社会は、電気なしでは成り立ちません。
そしてその電気を「どう作り、どう未来へつなぐか」は、
地球全体の大きな課題です。
今日は、原子力の歴史と役割を、
「賛成・反対」ではなく、知識の視点から見つめてみる日です。
💭 “知ることは、考えることの第一歩。”
📜 由来と制定の背景
🔹 日本初の原子力発電が成功した日
1963年10月26日、茨城県東海村で、
日本初の原子力発電が送電に成功しました。
これを記念し、翌1964年に「原子力の日」が制定されました。
🔹 なぜこの日なのか?
実はもう一つ重要な出来事が同じ日付にあります。
1956年10月26日
→ 日本が国際原子力機関(IAEA)へ加盟議定書に調印した日。
つまり――
| 年 | 出来事 |
|---|---|
| 1956年 | 日本が国際原子力平和利用に参加 |
| 1963年 | 日本で原子力発電が実用化へ |
| 1964年 | 記念日として「原子力の日」制定 |
「原子力の研究・国際協力・実用化」
すべてが同じ日につながっているんです。
📊 現状:日本の原子力発電の「今」
✅ 稼働状況
- 日本では2024年1月時点で、全国で 12基の原子力発電所が稼働中。
- 2025年3月14日時点で、商用炉33基(容量33 GW)+建設中3基(4 GW)。しかし「運転可能な状態にあるもの=再稼働済」が14基程度という報告もあります。
- 廃止措置中・停止中の炉も多く、運転可能数に対して実稼働数が少ない状況。
📌 政策目標・方針
- 日本政府の最新の「基本エネルギー計画」では、2040年度までに原子力で全電力量の約20%を担うことを目指しています。
- また、原子力を含む「脱炭素・安定供給・経済効率(3E+S)構造」を強化するという方針が掲げられています。
⚙️ 原子力が注目される理由
- 日本は資源に乏しく、化石燃料の輸入依存が高いため、「安定電源」の確保が重要です。
- 原子力発電は運転時に CO₂をほぼ排出しないという特性があり、気候変動対策(カーボンニュートラル)との関連でも注目されています。
🔧 取り組み:安全性・再稼働・将来に向けた改革
🛡 安全基準の強化と規制審査
- 2011年の福島第一原子力発電所事故を受けて、原子力規制委員会が新たな「新規制基準」を制定。
- 審査を受け、適合した原子炉のみが再稼働できる仕組みが整備されています。例えば、設置変更許可・安全対策工事中の炉が複数あります。
🔄 再稼働・寿命延長への動き
- 東北電力の女川原子力発電所2号機が13年ぶりに再稼働するなど、段階的に再稼働の動きがあります。
- 40年を超えて運転する原子炉もあり、運転期間延長・寿命延伸も検討されています。
📡 将来技術・構成の見直し
- 2040年を見据えて、原子力を20%規模に位置づける一方、再生可能エネルギーを40〜50%規模に拡大する方針もあります。
- 使用済み燃料のリサイクル、原子炉の老朽化対策、新技術(例えば小型モジュール炉、SMRなど)にも関心が高まっています。
🧭 主な課題と論点
- 🧱 安全・リスク管理:大地震・津波・老朽化など、地震国日本ならではのリスクが常に存在。
- 👥 地元理解・地域合意:再稼働や新設には地域住民・自治体の理解が不可欠。
- ⌛ 運転可能炉と実稼働炉のギャップ:復旧・審査が進んでも実際の運転に至らない炉が多い。
- 🔄 長期的コスト・廃炉の問題:運転期間終了後の廃炉・燃料処理のコスト・時間が非常に大きい。
- ♻ エネルギーミックスのバランス:原子力再重視方針に対する批判もあり、再生可能エネルギーとの両立が課題。
日本の原子力は、「安全・安定・脱炭素」という大きな目標のもと、再稼働・構成見直し・技術革新などの取り組みが進んでいます。
一方で、安全や地域の信頼、コストといった課題も残されており、将来のエネルギー構造を考える上で“知っておきたい”テーマです。

豆知識・“へぇ〜”ポイント
① 原子力は「星のエネルギー」と同じ仕組み
太陽が輝き続けているのも、
実は“核反応”によるもの。
原子力=宇宙でも使われているエネルギー
② 原子力潜水艦は「無補給で数十年航行」できる
燃料効率はとてつもなく高いエネルギー。
③ 医療にも使われている
レントゲン、PET検査、がん治療など、
私たちの健康を支える技術にも原子力が応用されています。
④ 「原子力=発電だけ」ではない
宇宙探査機にも、
放射性同位体電池が搭載されることがある(例:ボイジャー・火星探査機)。
💬 まとめ ― “知る”ことから未来が始まる
10月26日「原子力の日」は、
“エネルギーと向き合う日”です。
原子力は、
良い・悪いで片付けられない、
現代社会の根幹に関わるテーマ。
だからこそ――
💭 大切なのは、感情ではなく「知ること」。
選択は、知識の上にしか生まれないから。
エネルギーの未来は、
国や企業ではなく、私たち一人ひとりの関心から動き始めます。


