終戦記念日・全国戦没者追悼式 — 戦後80年を迎えて

8月15日、今日は『終戦記念日』
おはようございます。
8月15日、今日は「終戦記念日」です。
2025年の今年、戦後80年という節目を迎えます。
わずか80年前、日本は世界を相手に戦争をしていました。
私たちは映画やドラマ、書籍、資料館でその事実を知ることはできますが、当時の人々が直面した現実は、想像をはるかに超えるものであったに違いありませんね。

玉音放送と戦争の終わり
945年(昭和20年)8月14日、日本政府はポツダム宣言を受諾。
翌15日の正午、昭和天皇が国民に向けて「玉音放送」を行い、日本の無条件降伏が伝えられました。
宮城(皇居)で玉音放送の録音を行う昭和天皇。日本国民にとって初めて耳にする天皇の肉声だったそうです。
「朕は世界の大勢と帝国の現状とに鑑み、非常の措置をもって時局を収拾せんと欲し…」
「堪え難きを堪え、忍び難きを忍び…」
内務省の発表によると、戦死者は約212万人、空襲による死者は約24万人。
焦土と化した都市、家族を失った人々、故郷を離れざるを得なかった人々…数字の背後には、それぞれの人生と悲しみがあったはずです。。

全国戦没者追悼式
戦後18年が経った1963年(昭和38年)から、政府主催の「全国戦没者追悼式」が毎年行われています。
会場は日本武道館。遺族や政府関係者、そして天皇・皇后両陛下が参列し、正午から1分間の黙祷が捧げられます。
この式典は宗教色を排し、すべての戦没者を等しく悼む場として行われています。

戦争と「正義」
戦争には、当事国それぞれの「正義」があります。
領土や資源を巡る争い、宗教や文化の衝突…。
しかし、いかなる理由があっても、戦争がもたらすのは破壊と悲劇です。
無関係な一般市民や未来を支える幼い子が犠牲になる映像、見たくないですよね。
核兵器のない未来へ
広島と長崎の原爆投下からも80年。
「二度と戦争を繰り返してはいけない」
「決して核兵器を使用してはいけない」
これは過去からの重いメッセージです。
未来への願い
武力ではなく、外交と対話で紛争を解決できる世界を。
国と国が互いに歩み寄り、人々が平和の尊さを共有できる時代を。
それこそが、戦後を生きる私たちの使命だと感じます。
今日の正午、黙祷を捧げるとき、どうか少しだけ目を閉じて、戦争を経験した人々の声に耳を澄ませてみてください。
その想いが、未来へと続く平和の橋となるはずです。

平和と戦争、どちらも人間が起こす事。
希望ある未来を歩むために、今、自分で出来る事をやろう。