毎月23日は「天ぷらの日」|天ぷらはポルトガル料理が起源で和食じゃない——徳川家康の死因と食の歴史・お金の話
おはようございます。今日は「天ぷらの日」ですね。
毎月23日は「天ぷらの日」。もともとは一年で最も暑さが厳しくなる「大暑」(7月23日頃)にあたる日を天ぷらを食べて夏バテを乗り越えようという趣旨で始まりましたが、その後毎月23日に拡大されました。天ぷら・土用の丑の日のうなぎ・焼き肉の日(8月29日)とともに「夏バテ防止の三大記念日」とも言われています。
今日は天ぷらにまつわる驚きの雑学と、食文化とお金の話をお届けします。
■ 今日誰かに話したくなる!天ぷらの雑学3選
【雑学1】天ぷらは「和食」ではなくポルトガル料理が起源
「天ぷら=日本の伝統料理」というイメージがありますが、実は起源はポルトガル料理です。
室町時代後期、鉄砲の伝来とともに南蛮料理として日本に伝わった「ペイシーニョス・ダ・オルタ(野菜のフリッター)」がルーツとされています。その後、江戸時代に屋台料理として庶民に広まり、現在の天ぷらスタイルに進化しました。
天ぷらという名前の語源についても諸説あり、ポルトガル語の「tempero(調理する・味付けする)」から来たという説や、キリスト教の「Quatuor Anni Tempora(四季の斎日・肉食を断つ期間)」にポルトガル人が精進料理として野菜を揚げて食べたことに由来するという説などがあります。
5月7日の「コナモンの日」でも触れましたが、「日本料理だと思っていたものの起源が外来だった」というパターンは案外多いですよね。

【雑学2】徳川家康の死因は「天ぷらの食べ過ぎ」説がある
江戸幕府を開いた徳川家康(1543〜1616年)の死因については「天ぷらの食べ過ぎによる消化不良(もしくは食中毒)」という説が江戸時代から語り継がれています。
家康は非常に健康に気を遣った人物として知られており、粗食を好み薬学にも詳しかったとされています。そんな家康が、京都の豪商・茶屋四郎次郎から振舞われた「鯛の天ぷら」を大変気に入り、食べ過ぎてしまったという逸話が残っています。
ただし現代の医学的な見方では、家康の実際の死因は胃がんまたは十二指腸がんだったという説が有力です。「天ぷら食べ過ぎ」説は民間に広まった物語の可能性が高いとされています。
それにしても「天下を統一した男の最期が天ぷらの食べ過ぎ」というのは、なんとも人間らしいエピソードですよね笑。
💬 自宅で勉強会をするとき、時々みんなで天ぷらを揚げることがあるんです。海老天・かぼちゃ・しいたけ……揚げたての天ぷらを食べながら投資の話をするのが密かな楽しみで。家康のように食べ過ぎには気をつけようと毎回思いますが、なかなか笑。
【雑学3】天ぷらは「江戸の三味」——寿司・蕎麦と並ぶ庶民の食文化だった
江戸時代中期以降、天ぷらは「江戸の三味(さんみ)」として寿司・蕎麦と並ぶ屋台料理の代表格になりました。1本4文(現代の価値で約80〜100円程度)で食べられた庶民のファストフードで、隅田川沿いや両国橋周辺に多くの天ぷら屋台が並んでいたとされています。
昔の天ぷらは胡麻油で揚げるのが主流で、現代のサラダ油やキャノーラ油を使うものより風味が豊かだったとも言われています。ちなみに江戸時代の天ぷら屋台は「火事になりやすい」として、幕府から江戸市中での営業を度々禁じられていました。
■ 天ぷらから学ぶ「食のコスパ」とお金の話
ここからお金の話につなげましょう。
天ぷらは「高級料理」というイメージがありますが、自分で揚げると実はコスパが非常に高い料理のひとつです。
▼ POINT 01|天ぷらは「旬の食材×少ない調味料」で最大限の価値を引き出す料理
天ぷらに使う食材は、旬の野菜・魚介類が中心です。旬の食材は栄養価が高く、価格が安い——まさに「コスパの高い食事」の典型例です。食費の節約は「旬の食材を選ぶ」ことが基本中の基本です。
▼ POINT 02|「外食天ぷら」と「家庭天ぷら」のコスト差
天ぷら専門店で定食を食べると2,000〜3,000円が相場ですが、家庭で同じ食材を用意して揚げると500〜600円程度で作れます。週1回を家庭天ぷらに切り替えるだけで、年間7〜10万円の食費削減になる計算です。
▼ POINT 03|昨日の「うなぎの未来を考える日」とつながる話
昨日は「うなぎの完全養殖」という食の技術革新の話をしました。天ぷらもまた、外来の料理が日本で独自の進化を遂げた食文化です。「外から学んで、自分流に最適化する」——これは投資においても、食においても共通する知恵だと思います。

■ 今日のまとめ
・毎月23日は「天ぷらの日」——もとは大暑(7月23日頃)の夏バテ防止が起源
・天ぷらはポルトガル料理が起源で和食ではない——「南蛮料理」として室町時代末に伝来
・徳川家康の死因は「天ぷら食べ過ぎ」説が有名だが、実際は胃がん説が有力
・江戸時代は1本4文の庶民のファストフード——寿司・蕎麦と並ぶ「江戸の三味」
・旬の食材で作る天ぷらは最高のコスパ食。外食より家庭天ぷらで食費を賢く節約しよう
🍤「和食と思うな。天ぷらはポルトガルから来た。思い込みが判断を狂わせる。」
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